語学ママの語学マインドが整うブログ

通訳者・博物館英語ガイド・オンライン語学講師。語学学習を続ける語学ママの記録です☆

プチ避難所体験で感じた男女差の悲劇。アチェに想いを馳せて。

語学ママブログへのご訪問、ありがとうございます。

 

 

このブログでは、通訳者・語学講師のAmy Hayashiが語学を通じた日々の気づきやインスピレーション、語学のモチベーションが上がるエピソードなどを綴っています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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先週末、こんなイベントに参加してきました。

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イベントのチラシと名古屋市が作成したパンフレット

 

 

プチ避難所体験。参加されたことはありますか?

 

私は、災害に関する知識がほとんどなくて、、

これではいけない!と思って、家族で参加してきました。

 

貴重な週末の数時間をプチ避難体験のために割く。

なかなかハードル高いと思いました。でも、それだけ重要だなと思って。

 

 

3時間のセミナー

前半は講師の小山内さんによる講義でした。

 

その間、子供達は新聞で工作。

避難所で必要になるものをたくさん。

 

写真に写っている座布団とエプロン以外に、スリッパやお皿も家族分作ってくれていました。一生懸命に作った姿が輝いていて、可愛くて、家族愛が深まった気がします。

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さて、小山内さんのお話、かなり衝撃でした。

小山内さんについては、こちらのページをご参考になさってください。

素晴らしい活動を展開されている方です。

 

bosaijapan.jp

 

 

男女共同参画センターの館長さんだけあって、お話もとても興味深かったです。

災害の時、男女差別が如実に現れるという内容のお話を伺いました。

 

例えば、、

災害の時、避難所などで行われる炊き出しはほとんど女性が担いますが、全て無償。

介護や育児の負担も女性が担います。

 

一方男性は有償の仕事があります。

瓦礫の片付けとか、有償だったりするようです。

 

経済格差は確実に家庭内での力関係に影響しますよね。

 

それでDVに繋がったりするようです。

 

災害時、もっと大変な人がいるんだし、と声を上げづらい雰囲気になり、被害はどんどん大きくなっていきます。助けを求める力も求められますが、、、

社会構造の変革が求められるな、と思いました。

 

 

インドネシアアチェ津波のこともお話されていました。

インドネシアに駐在していた私たち家族にとって、その内容は人ごととは思えませんでした。

 

アチェでの津波の際、死亡者のほとんどが女性だったそうです。

逃げ遅れた女性たちは、小さい時から木登りなど、サバイバルに必要なことはさせてもらえませんでした。子供や高齢者のお世話をするのもいつも女性たちなので、逃げ遅れた人たちを最後まで面倒見ていた女性たちは、確実に逃げ遅れます。

 

その数、男性の3倍だったそうです。

村によっては8割が女性だったとか。

 

聞くに耐えない話です。

 

この社会構造、日本にも当てはまりますよね。

 

今から改革していかないと、物資だけあればいいってものではないのです。

もちろん物資も大事なので、何も用意してない我が家、頑張って備蓄品を用意せねばなと心したのでした。

 

 

ラジオでも配信しています。

とてもいい番組なので、もっといろんな方に聞いて欲しいと、私の友人でもあり、語学サロンの生徒さんでもある方からわざわざ連絡いただきましたので、ここでアピールさせていただきますね。笑

 

stand.fm

 

ラジオを聴いてくださるリスナーの皆様、そしてブログを読んでくださる皆様、改めまして、心から感謝しています!